Koichi Onozawaの陶胎漆器

初めましてからおよそ一年。この方を皆さんに知っていただきたい。『小野澤 弘一』東京駅のIDEEで彼の作品を初めて見て、この佇まいよ。かっけ〜。すぐ出会い系連絡ですよ。やっぱモノとヒトが繋がるってこーゆー事ですよ。

まだまだコロナ絶頂の時期、引っ越しされたばかりの状況で温かく迎え入れてくれた小野澤さん。まだ環境が整ってない時期でしたのでほぼ益子を中心に栃木県観光でしたが。とは言っても同い年とは思えない素晴らしい好青年でして。負けました。

さて作品は『陶胎漆器』

黒色が陶漆黒彩。陶器+漆焼き上げた無釉の陶器に漆を施しています。

もひとつが陶漆錫彩。

陶器+漆+錫。陶器に漆とともに、錫の粉末を施しています。漆が接着剤の役割を果たし陶器に錫を合わせることができます。仕上げた後、漆の高温硬化作用を使い、漆を焼き固めます。(※80度以上で固まる作用がある)

錫は最も安全な金属と言われていますし。

陶器のテクスチャ、漆の色合い、錫の落ち着いた雰囲気をお楽しみください。使う愉しみ、見る愉しみ。両方兼ね備えてます。彼が創ったモノ自信持って届けたいんで。

手間も時間も非常にかかる『陶胎漆器』

陶器の焼成前の段階で泥を3層程塗り重ね研ぎ落としています。漆は2〜3回程重ね研いでいますし。
わかりづらいのですが、表面には泥や漆の薄い層が重なっています。陶器とも違う、漆器のお椀とも違う、独特の質感を目指してる小野澤さんの作品。ソリッドだけどセンスを感じる手作業工程。都会顔ですがちゃんと歴史背景もある。それは彼と話しててもわかる歴史への探究心+自分=作品となっているのでしょう。

最後に以下の事をご注意ください。

電子レンジ、オーブンのご使用は漆の傷みの原因になります。ご注意ください。育っていく器になりますよ。

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