BLACK BIRD

久しぶりのBLACK BIRDから。涼しくなってきたら着るのが楽しみなjktが届いております。

展示会時、これはなんだかカジュアルに品よく落とし込めるのでは無いかと思いピックしました。下記キャプションです。

男性がジャケットに対して絶対に守りたいセオリーの範囲内で、自由な発想ができる女性像を取り入れたセオリーをギリギリのラインまで壊した2B のジャケットを製作しました。無駄のないミニマルなアウトラインに低めのゴージラインから低い位置に配したボタンの前身頃のバランス感は Monsieur Yves Saint-Laurent がメンズ服を始めた時のような古き良き時代のエスプリを彷彿させる都会的でありつつも自我を大切にする姿勢を BLACKBIRD なりの解釈でこのジャケットに反映させました。

なるほど。。聞くと今シーズンのテキスタイルの生産背景が凄い。自分がまだ若い頃、似合いもしないあのアルチを作ってた人とだって。時代は流れファッション感も変わり今ここでその血を違う感覚で着れるのだから。やっぱ足元はイタリア靴がよく似合いそうだ。

日本が世界に誇るテキスタイルデザイナーの協力のもと完成したオリジナルチェックパターンのツイード生地です。このご時世、再現するのが困難な半世紀前のシェットランドウールのようなジャリ感が魅力的なファブリックです。通常普通のウール地は着込んでいくと風合いが劣化する印象ですが、このテキスタイルデザイナーが作った生地は着込み、洗いをかけていくとさらに生地の風合いも増してくるのでデニムのようにテキスタイルを育てるという言葉が合うのではと思います。実際に 5 年くらい着込んだジャケット着ていると「この生地どこの国のなの?すごくいいね。」と声をかけられるくらいです。

生地を企画していた際に Monty Python の作品をよく見ていたせいか、セットアップで着るとどことなく 1970 年代のイギリスのコメディアンが着ていそうな、、 もちろんバラ使いをも想定しておりますので自由な発想で取り入れていただきたい一着です。

そしてここにもすごく華がある。クチネリとかロロピアーナ買ってるお客さんが凄くお洒落だねって、一言。なんか嬉しいな。 最初の画像みたいに緑のdown vestの合わしとかせこいっすよね。真似したくなるようなストリート感ですよね。グッとリアルがでる。寒くなってきたら色々な着こなしが非常に楽しみだ。

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